長野県松本市の山中で2017年3月、県消防防災ヘリコプターが墜落し乗員9人全員が死亡した事故で、県警は26日、業務上過失致死と航空危険行為処罰法違反の疑いで、操縦していた機長=当時(56)=を容疑者死亡のまま書類送検した。
送検容疑は17年3月5日、県防災ヘリ「アルプス」を単独で操縦し、十分な対地高度を確保せずに飛行を続けた過失で、同機を松本市内の山中に墜落させ乗員8人を死亡させた疑い。
ヘリは救助訓練のため、松本空港を離陸。同県塩尻市の離着陸場へ向かう途中、松本市入山辺の山林内に墜落した。
運輸安全委員会が昨年10月にまとめた調査報告書では、ヘリが地上に接近していたのに回避操作をしなかったため、樹木に接触したとされた。報告書は機長が瞬間的な眠気に襲われた可能性も指摘したが、原因は明確にならなかった。