「世界で最も美しいオオトカゲの最高峰」密輸容疑で男6人書類送検 警視庁

ワシントン条約で国際取引が規制されているペレンティーオオトカゲを密輸したなどとして、警視庁生活環境課は26日、神奈川県厚木市の爬虫(はちゅう)類卸業者(36)や東京都小金井市の会社役員(35)ら男6人を外為法違反(無承認輸入)や関税法違反(無許可輸入)容疑などで書類送検したと発表した。ペレンティーオオトカゲは愛好者の間で「世界で最も美しいオオトカゲの最高峰」とも言われ密輸の検挙は初めてという。
書類送検容疑は、2017年1月と18年3月、輸出国政府の許可を得ずにペレンティーオオトカゲ2匹を香港から成田空港に密輸し、別種と品名を偽って輸入申告して引き取ったなどとしている。
ペレンティーオオトカゲは四肢の水玉模様が特徴で全長は最長2メートルに達することもある。卸業者の男は「手に入らないと言われている動物を仕入れ、買い手としての力を示したかった」と話しているという。
同課によると、爬虫類卸業者の男から依頼を受けた会社役員の男が香港のブローカーや業者を通じて密輸。卸業者の男は1匹200万円で仕入れ、横浜市のペットショップ経営者の男(38)ら2人に250万円と280万円で販売した。うち1匹は、神奈川県横須賀市の芸人の男(27)が600万円で購入した。爬虫類1匹当たりの違法取引では国内最高額とみられる。
5人は容疑を認めているが、1人は「信用していた人からの取引なので密輸に当たらないと思った」と否認している。【山本有紀】