強い台風15号は八丈島の南を北寄りに進んだ。8日夜遅くから9日昼前にかけて関東か東海に上陸する見込み。気象庁は8日、臨時記者会見を開き「首都圏を含め記録的な暴風となる恐れがある」として安全確保を呼び掛けた。うねりを伴う高波、大雨による土砂災害、河川の増水・氾濫にも厳重な警戒が必要だ。
気象庁によると、台風接近の影響で東日本を中心に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっている。15号は雲の範囲が小さいのが特徴で、接近すると天気が急変して雨や風が一気に強まりそうだ。塩害による停電や交通障害の恐れも。上陸後は9日昼前にかけ関東甲信を通過の見通し。