上皇后美智子さまの乳がん手術始まる 4時間程度の見通し

宮内庁は8日午前、東京大学付属病院(東京都文京区)に入院されている上皇后美智子さま(84)の左胸の乳がん手術が始まったと発表した。手術は麻酔を含めて4時間程度となる見通し。
美智子さまは7日に入院し、手術に向けた検査を受けていた。進行度は4段階のうち早期のステージ1と診断されており、乳房温存手術によってがんの組織を摘出する。執刀は、同病院と静岡県立静岡がんセンターの医師が担当する。
同病院には、上皇さまが8日午前9時半ごろ訪れた。長女の黒田清子さんと共に手術室に入る前の美智子さまを見舞ったという。いったん住まいの皇居・吹上仙洞(せんとう)御所に戻り、手術終了後に再び同病院を訪ねる予定にしている。【和田武士】