リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰・旭化成名誉フェローが27日、小泉進次郎環境相を表敬訪問した。吉野さんは、12月にスウェーデンで行われる授賞式のスピーチで環境問題に触れる考えで、環境相ともこのテーマで意見交換。表敬後、報道陣の質問に答えた吉野さんは「技術と行政が連動すればいいと感じた」と述べた。
小泉環境相は、吉野さんを「おめでとうございます。お会いできてうれしい」と歓迎。リチウムイオン電池が搭載された温室ガス観測技術衛星「いぶき2号」の模型を手渡し、功績をたたえた。
表敬後の取材で、吉野さんは「これまでは、環境問題と経済性と利便性がなかなか共存できなかった」と指摘。技術の進展でそれらは共存できるとの認識を示し、「環境問題に貢献して、なおかつ安く、もっと便利に。そういうものが実現する時期に来ているのではないか」と話した。小泉環境相については「熱い方」と印象を語った。