原子力規制委員会の更田豊志委員長は27日の定例記者会見で、「事実上の合格」となる審査書案が了承された東北電力女川原発2号機について、「津波については特に丁寧に審査した。地震も地域特性を調査して、さらに安全上の配慮をして(想定を)設定した点をきちんと見た」と強調した。
審査は6年近くに及んだが、「地震の影響を受けたプラントなので、議論を重ねて共通理解を生むのに時間がかかった」と説明。「事例の性格を考えると、おおむね妥当な期間だと思う」と振り返った。
今後も、詳細設計に関する「工事計画認可」などの審査は続く。更田委員長は「防潮堤の基礎地盤強化などは、しっかり議論しないといけない。決して小規模なものではなく、相当な時間がかかるだろうとみている」と見通しを示した。