「桜を見る会」問題 左派野党が騒ぐ「反社」って誰? ネットの情報頼りに追及する危うさ

首相主催の「桜を見る会」をめぐり、立憲民主党や共産党などは新たな焦点として、暴力団関係者などの「反社会的勢力」が出席していたのではないかと追及を始めた。会場で一緒に写真を撮った疑惑を指摘された菅義偉官房長官は、事実関係が確認できていないと説明した。左派野党は、菅氏の進退を含めて責任を徹底追及する方針で一致した。
左派野党の「追及本部」は27日、警察庁や内閣府の担当者を国会内に呼び、桜を見る会に出席した人々の写真を示しながら、ヒアリングした。担当者は「個別の事案であり、答えられない」と繰り返した。
招待者選定の責任者でもある菅氏は26日、反社会的勢力について「出席は把握していなかったが、マスコミから指摘されたのは事実なので、結果的に(会場に)入られたのだろう」と語っていたが、27日の会見では「反社会的勢力の定義は一概にはない。私自身は『出席していた』とは申し上げていない」と発言を修正した。
これに対し、立憲民主党の安住淳国会対策委員長は27日、「反社会的勢力や半グレと言われる人たちが出席し、官房長官と一緒に写真を撮った姿がブログに掲載されていた。進退に関わる問題だ」などと、国会内で記者団に強調した。
ところで、左派野党は、写真の人物らを特定し、「反社会的人物」という確証を得て追及を続けているのか? 外見だけでは、反社会的勢力や半グレの特定は極めて難しい。メディアは、松本サリン事件(1994年)で無実の住民を「犯人扱い」した苦い教訓もある。深刻な人権問題の危険性を考えざるを得ない。
そこで、ヒアリングを終えた「追及本部」の黒岩宇洋(たかひろ)事務局長(立憲民主党)に国会内で質問をぶつけた。
黒岩氏は「ネットの情報で、一定程度の事実は把握している。だが、警察は『個別案件なので』という。つかみどころがない…。だから国会で追及するのだ」と答えた。
大丈夫なのか?