盗まれた「飛びだし坊や」5枚見つかる 今月設置されたばかり「信長公」バージョン

滋賀県が発祥とされる交通事故防止看板「飛び出し坊や」7枚が同県近江八幡市内で相次いで盗まれた事件で、うち5枚が見つかったことが27日、関係者への取材で分かった。いずれも地元の中学生が製作し、今月設置されたオリジナル版。地元の国特別史跡「安土城跡」を築いた、織田信長にちなんでデザインされた「信長公」などが盗まれていた。
盗まれた飛び出し坊やは高さ約1・3メートル、幅約70センチの木製(1枚1000円相当)。市立安土中学校の生徒が既設の看板に破損が目立つことに気付き、生徒会などが「信長公」「信長ねぎ坊や」「戦国の姫君」など6種類計27枚を製作した。
生徒会や自治会などで9日から交差点などに設置したが、「信長公」が14日、結び付けた針金ごと持ち去られているのが発覚。21日までに7枚が相次いで無くなり、自治会関係者が近江八幡署に被害届を提出していた。
関係者によると、5枚は26日に見つかったといい、今後は同署から順次、各自治会に戻される見通し。安土学区まちづくり協議会の関係者は「大きく報道されて怖くなって捨てたのではないか」「早く犯人が捕まればいいのだが……」と話した。
同署は窃盗事件とみて捜査を進め、残る飛び出し坊やの行方を捜している。今回の5枚の発見場所などについては「犯人しか知り得ない情報」として発表していない。【蓮見新也】