全国の国税局が今年6月までの1年間に実施した個人の所得税の調査で、富裕層の申告漏れが過去最高の763億円(前年比13・9%増)に上ったことが国税庁のまとめでわかった。
一定以上の資産や所得がある富裕層5313件を調査し、4517件で申告漏れがあった。追徴税額は203億円で、1件あたりでは383万円(同13・0%増)。海外投資をしていた人に限ると、1件あたり914万円と高額だった。
発表によると、大阪国税局の税務調査では、各国が非居住者の口座情報を交換する制度(CRS)を活用。外国で預金口座を持っている男性に、6年間で発生した利子約5500万円の申告漏れを指摘し、重加算税を含め約2700万円を追徴した。