首里城火災1か月、観光客ら一部区域で散策可能に

那覇市の首里城で起きた火災から30日で1か月となった。
現在も消防などによる調査が続き、城郭への立ち入りは規制されているが、同日朝から、その手前の一部区域を散策できるようになった。観光客らは焼けた建物を目の当たりにし、早期再建を願っていた。
新たに立ち入れるようになったのは、首里城北側の「久慶(きゅうけい)門」から、東側にある「上(うぃ)の毛(もう)公園」に続く園路と、「木曳(こびき)門」の手前のエリア。静岡県焼津市から修学旅行で訪れた高校2年生(17)は「以前来た時は、真っ赤な建物と青い空の対比が印象的だった。いつか復元した姿が見たい」と話した。
首里城は沖縄県有数の観光地で、今回の火災後、沖縄県や那覇市には10億円以上の寄付が寄せられるなど支援の輪が広がっている。