明浄学院元理事長ら5人逮捕 土地売却手付金21億円着服の疑い 大阪地検特捜部

学校法人「明浄学院」(大阪府熊取町)を巡る巨額横領事件で、法人が運営する高校の土地売却の手付金21億円を着服したとして、大阪地検特捜部は5日、元理事長の大橋美枝子容疑者(61)ら5人を業務上横領の疑いで逮捕した。特捜部は大橋容疑者が一連の不正を主導したとみて、資金の流れの解明を目指す。
逮捕容疑は2017年7月、運営する明浄学院高校(大阪市阿倍野区)の土地を売却する手付金21億円を、預けていた不動産仲介会社「サン企画」(同府吹田市)の口座から別の口座に移し、着服したとしている。
法人は同じ日、高校の校舎建て替えのため、土地の一部(約7300平方メートル)を不動産開発会社「ピアグレース」(大阪市中央区)に約32億円で売却する契約を締結。手付金として21億円が法人に振り込まれていた。
特捜部は10月末、法人やサン企画などを家宅捜索。押収資料を分析し、関係者から任意で事情を聴いていた。【松本紫帆、山本康介】