打ち上げ花火で温泉施設4棟焼失、市が宿泊客を提訴へ

大分県中津市本耶馬渓町西谷の温泉宿泊施設「西谷温泉」で昨年8月、宿泊棟が全焼した火災で、市は出火原因の打ち上げ花火をした北九州市の男性(50歳代)を相手取り、1266万円の損害賠償を求めて、大分地裁中津支部に提訴する方針を固めた。関連議案を開会中の定例市議会に提出した。
市などによると、火災は昨年8月12日夜に発生。男性は親族と宿泊した際、打ち上げ花火で木造平屋の宿泊棟4棟(計約170平方メートル)を焼失させた。宿泊棟周辺では花火が禁止されていた。男性は重過失失火罪で略式起訴され、今年10月に中津簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。
市は11月、被害総額(約6860万円)のうち、建物総合損害共済が適用されなかった宿泊棟の撤去整地費用などを支払うよう、男性に請求した。期限までに回答がなかったため、訴訟を起こすことにした。
施設は建物を市が所有し、指定管理者が運営している。