IoT活用の鳥獣わなセンサー開発 捕獲時にリアルタイムにメール通知 ソフトバンクなど

ソフトバンク(東京)はこのほど、ナローバンド(低速ネット接続、NB)によるIoT(モノのインターネット)「NB-IoT」通信を活用した「鳥獣わなセンサー」を国内で初めて開発し、信州大農学部(南箕輪村)で報道陣に公開した。伊那市など上伊那地域の山中約10カ所で実証実験を行い、2020年3月をめどに新製品を発売する予定。
狩猟関連機器ベンチャーのハンテック(東京)と共同開発した。磁気センサーに、磁石で取り付けるフックとくくりわなをひもで連結。わなを踏み抜いた鹿やイノシシを捕獲した際に、フックが外れることでセンサーが検知し、リアルタイムで管理者の端末にメールで通知する仕組み。
従来の3G通信から、消費電力の少ないNB-IoTを採用したことで「低コストで展開できる」という。単3電池4本で3カ月以上持つと想定する。
実証実験では、信州大などとともにセンサー検知の通知や電池の寿命など各種機能を検証する。信州大農学部の渡辺修准教授(50)は「狩猟者の高齢化でわなの見回り業務は大変。負担軽減や省力化に期待できる。伊那市のように山の多い所で通信できれば他の地域でもいけるのではないか」と期待する。
ハンテックは実勢価格5万円前後で販売する予定。【宮坂一則】