東名高速道路の「あおり運転」で停止後の車にトラックが追突した一家4人死傷事故で、息子の萩山嘉久さん=当時(45)=を亡くした母文子さん(79)が6日、東京高裁の控訴審判決後に記者会見した。一審判決を破棄し地裁に差し戻す内容に「逆戻りとは。ショックで考えがまとまらない」と肩を落とした。
文子さんは「どのくらいの罪になるか、答えが聞きたかった。来た意味がない」とやるせない表情。「また時間がかかるのはつらい。早く(息子らに)いい結果を報告したいのに」と目を潤ませた。
被害者参加制度を利用し、検察官側の席から判決が言い渡される石橋和歩被告(27)を見て、「人ごとのようで、罪の意識は見えなかった」と感じたという文子さん。「早く刑を決め、反省させてほしい」と訴え、「危険運転をしたら人生が終わるくらい、厳しい法を早く作ってほしい」とあおり運転の罰則の法制化に期待した。
[時事通信社]