元「エヴァ」制作会社社長を準強制わいせつ疑いで逮捕…女性に「携わった」も当時在籍せず

自分が役員を務める声優育成会社と契約した10代女性の裸を写真撮影し、体を触ったとして、警視庁捜査1課は5日、準強制わいせつの疑いで「新世紀エヴァンゲリオン」などを手掛けたアニメ制作会社「ガイナックス」(東京)の社長、巻智博容疑者(50)=東京都足立区=を逮捕した。
逮捕容疑は2月6~23日、足立区のマンションで「芸能人として写真を撮られるための訓練」と言って女性の上半身を裸にして写真撮影し、触った疑い。巻容疑者は「お願いされて撮った」と容疑を否認している。
捜査1課によると、巻容疑者は自宅マンションを「女子寮」と称して女性を同居させ、事件当時、室内にいたのは2人だけだった。女性には「エヴァンゲリオンの制作に携わった」と話していたそうだが、関係者によると同作の制作当時は巻容疑者は同社に在籍しておらず、社長に就任したのも今年10月だった。
1995年からテレビ放送が始まった「エヴァ」シリーズは同社の代表作として知られたが、現在は同社を退社した監督の庵野秀明氏(59)が06年に設立した「株式会社カラー」が制作。来年6月公開予定の最新映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」も含め、現在ガイナックスは「エヴァ」には関与していない。
事件は、女性が警視庁に相談して発覚。女性は代理人弁護士を通じ「容疑者の行為は芸能界のことを何も分からない私たちの気持ちを悪用するものすごく卑劣でひどい行為だと思います」との声明を出した。