日本列島は10日、台風15号が運んできた暖かい空気が上空に残った影響で気温が上昇し、各地で35度以上の猛暑日となった。東京都心も9日の36・2度に続き、10日も35・6度を観測。都心で9月に2日連続で猛暑日を記録したのは、1992年以来27年ぶりとなった。
気象庁によると、最高気温は岐阜県多治見市の37・6度。愛知県岡崎市で37度、群馬県伊勢崎市でも36・8度に達するなど、79地点で猛暑日を記録した。
11日以降は、東日本と西日本の太平洋側や北日本で、湿った空気や前線の影響で雲が広がりやすく、気温はやや下がる見通し。
埼玉県春日部市では10日、市立葛飾中学校で体育の授業を受けた1年生の男女19人が、熱中症の疑いで救急搬送された。市教育委員会によると、搬送された生徒は男子3人、女子16人。重症者はいないという。