競走馬から禁止薬物検出が相次ぎ、先月18日からレースを中止していた岩手競馬が7日、岩手県奥州市の水沢競馬場で再開した。競馬場に活気が戻ったが、ファンからは喜びとともに困惑の声も上がった。
岩手競馬は昨年7~12月、禁止薬物のボルデノン(筋肉増強剤)が5頭から検出され、レースの中止と再開が繰り返された。今年3月の再開後は異常がなかったが、先月10日の出走馬からまた薬物が出たため、県競馬組合が全722頭の検査を実施した。新たに6頭からも検出されたが「対策を強化した」として再開に踏み切った。
一関市の男性(64)は「本来は原因が分かってから再開すべきだが、岩手競馬を存続させるためにはレースを実施する必要がある。モヤモヤとした気持ちが残る」と語った。【三瓶杜萌】