自宅に拳銃3丁 元山口組系組員を逮捕

自宅で拳銃3丁と実弾を所持したとして、京都、大阪両府警の合同捜査班は9日、銃刀法違反(加重所持)容疑などで、指定暴力団山口組系の元組員、田中竜二被告(52)=大阪市中央区、覚せい剤取締法違反罪で起訴=を逮捕したと発表した。「借金のかたにあずかっていた」などと供述し、容疑を認めているという。
逮捕容疑は7月8日午前11時40分ごろ、同区内の自宅で米国製拳銃3丁と実弾30発を所持したとしている。
合同捜査班によると、別の恐喝未遂容疑で同日、田中容疑者の自宅を捜索した際、実弾計16発が装填(そうてん)された拳銃3丁を発見。1丁は田中容疑者がズボンのポケットに隠し持っており、2丁は手提げかばんに入っていた。残りの実弾14発はナイロン袋に入った状態で保管されていたという。逮捕は8月19日で、京都地検が今月6日、銃刀法違反などの罪で起訴した。合同捜査班は入手経路や使用の有無などを調べている。