東武鉄道は9日、千葉・東武野田線の柏―船橋駅間で複線化が完成することに伴い、来年3月14日のダイヤ改正で同区間初の急行列車を運行すると発表した。乗車時間が最大11分短縮され最短19分となり、利便性が向上する。
同線は、柏駅でスイッチバックを採用し、大宮―船橋駅間で運行している。特に利用者の多い柏―船橋駅間では複線化工事が長年続けられ、1964年に塚田―新船橋駅間で完成して以降も断続的に実施。2004年10月には新鎌ケ谷―鎌ケ谷駅間で完成し、逆井駅(柏市)、高柳駅(同)、六実駅(松戸市)の3駅区間のみを残すだけだった。最初の完成から半世紀以上を経て今月15日未明に高柳駅で単線から複線への最後の線路切り替え工事を行う。
複線化により、高柳駅で各駅列車が急行の通過待ちが可能となった。急行列車は運河、流山おおたかの森、柏、高柳、新鎌ケ谷、船橋の各駅で停車。柏―船橋駅間は1日64本運行し、平日朝のラッシュ時間帯で乗車時間が29分から20分と9分短縮し、夕・夜間ラッシュ時間帯では30分から19分と11分短縮する。また、平日の船橋発柏行きの最終列車が33分繰り下げられるなど、他線と接続する主な駅で最終列車の時間が繰り下げられる。【橋本利昭】