登校する児童の安全を守ろうと、埼玉県深谷市立明戸小(松沢由美子校長、児童216人)で、地域住民に散歩を兼ねて児童と一緒に登校してもらう「朝の学校さんぽ」を実施している。一緒に登校する度に学校でカードにスタンプを押してもらい、たまれば景品もある。健康づくりにも役立つと評判で、昨年10月から今月5日までに延べ8157人が参加。今月からは、参加者にオリジナルのたすきを配布している。【大平明日香】
「学校さんぽ」は明戸地区の住民が対象で、登校時間の午前7時半~8時に合わせ、自宅から学校まで歩いてもらう取り組み。「負担が少なく、持続性がある」(東宏昭教頭)と企画した。参加者はカードを作る際に、保険付きの学校地域支援員に登録される。5日までに計119人が登録。1日30人前後が参加する。孫が同校に通っている祖父母の世代が多いという。学校の昇降口の前で担当児童にスタンプを押してもらい、30個たまると同校のオリジナルタオルが贈られる。
活動から1年がたち、地域住民でつくる学校運営協議会からは「散歩する人が事故に遭わないよう、目立つものを身に着けたらどうか」「子供からも参加者だと分かる目印がほしい」との意見が出され、たすきの配布を決定。地区の婦人会や児童有志による手作りで、校章入りの黄色いたすき70本を作った。
6日、前日にもらったばかりのたすきを早速身に着けて登校した柿沢治男さん(70)は「防犯にも健康にもなって一石二鳥。たすきをもらい、これからも続けようと改めて思った」と笑顔を見せた。
松沢校長は「地域全体で子供を見守ってもらい、大変感謝している。これからも長く続けてもらえる工夫をしていきたい」と話した。