草津町議失職の女性 除名処分取り消し求める審決を群馬知事宛てに申請

議会の品位を傷つけたとして2日の群馬県草津町議会で除名処分を受け、町議を失職した新井祥子氏(50)が9日、処分取り消しを求める審決を山本一太知事宛てに申請した。新井氏は「懲罰理由とされた発言は地方自治法違反にあたらず、議員資格剥奪は違法」と訴えた。今後、県が任命する3人の自治紛争処理委員が審査して知事に意見書を提出し、知事が最終決定する。
新井氏は先月、電子書籍上で、黒岩信忠町長(72)に迫られて町長室で性的関係を持ったと「告白」。これを受け、町議会で中沢康治町議(85)が町長に対する不信任決議案を提出し、新井氏も賛同したが、同案は否決された。続けて新井氏に対し、議会で他人の私生活にわたる言論をしたとして地方自治法132条違反と発言内容が破廉恥として、最も重い除名処分を求める懲罰動議が出され、可決。6日には中沢氏に陳謝を求める懲罰も可決した。
黒岩氏は電子書籍の内容を「事実無根」として新井氏らを名誉毀損(きそん)容疑で長野原署に告訴している。【鈴木敦子】