工芸とテーブルコーディネートの世界を紹介するイベントが8日、金沢市広坂2のしいのき迎賓館で開かれ、県内外から約40人が参加した。国際会議の夕食会などを演出した専門家らが和洋を取り入れた実際のテーブルなどを紹介しながら、しつらえやおもてなしの奥深さや魅力などを語った。
料理人やフードジャーナリストらで作る「日本食文化会議」の全国大会の一環。大会では「食と工芸」をテーマにシンポジウムや食事会などさまざまな催しが開かれた。
イベントでは、食環境プロデューサーの木村ふみさん(東京都)が、今年開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20)大阪サミットの夕食会をコーディネートした際のエピソードなどを紹介。「もてなしの場を作るには、季節や時代などの『時』、国や地域などの『場所』、いわれなどの『物語』の三つがポイント」などと話した。
また茶道家の木村宗慎さん(京都府)とともに、実際にコーディネートされたテーブルやヨーロッパの食器などの展示を紹介。金沢市の和菓子店「吉はし」の二代目、吉橋広修さんによる上生菓子の制作実演もあった。【阿部弘賢】