ハダカデバに会いたい…ネズミ展示館じわり人気 埼玉・こども動物自然公園

子年(ねどし)を前に、埼玉県東松山市の県こども動物自然公園で9月に新設されたネズミの展示館「eco(エコ)ハウチュー」がじわりと人気を呼んでいる。約250平方メートルの敷地内に日本初公開の3種を含む19種のネズミの仲間などを展示。ハダカデバネズミなど人気の動物たちの生態を間近に見ることができ、同園には「やっと見に行ける」「ハダカデバネズミに会いたい」といった声が寄せられている。
ecoハウチューは、哺乳類の中で最も種類の多いネズミの仲間たちの生態を広く知ってもらおうとオープンした。展示室の一部に地中熱を利用するなど環境にも優しい仕様となっている。
館内は昼行性動物のエリアと、光を落とした夜行性動物のエリアに分けられ、それぞれ異なったネズミたちの姿を楽しめる。昼行性エリアは5部屋で、日本初公開となるアフリカ北西部のアトラス山脈に生息するグンディや、アフリカ東部などに生息するキボシイワハイラックスなど9種を展示。夜行性エリアは7部屋で、同じく日本初公開でフィリピン・ルソン島に生息するウスイロホソオクモネズミなど10種が見られる。
同園はもともとネズミの展示に力を入れている。げっ歯類は全国屈指の約30種を飼育。10月には国内では初めてウスイロホソオクモネズミの赤ちゃんが誕生し、繁殖にも精力的に取り組んでいる。
ecoハウチューのオープン前には、ネズミが多く生息するドイツやイタリアなど欧州で飼育員が研修を重ねた。展示室内は元来の生息環境に極力近づけようと、モルタルや樹木を使って自然の岩山やジャングルを再現するなど工夫を凝らしている。
来年のえと「子」にちなみ、ecoハウチューの入り口には職員手作りのネズミのイラストを置いた「ねずみ年フォトスポット」も設置した。田中理恵子園長は「ネズミが嫌いな人もいると思うが、魅力あふれる動物。来年は子年を迎えるので、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかけている。【畠山嵩】