詐欺立案者が無罪主張=積水ハウス「地面師」事件―東京地裁

積水ハウスが被害に遭った「地面師」事件で、計画を立案したとして詐欺罪などに問われた内田マイク被告(66)の初公判が13日、東京地裁(石田寿一裁判長)であり、同被告は「金品をだまし取ったことはありません」と無罪を主張した。
事件では計10人が起訴され、既に地主役だった女らが実刑判決を受けている。
検察側は冒頭陳述で、内田被告は2016年ごろから地面師詐欺を計画したと指摘。売却先の検討や地主役の手配について指示するなど、事件を主導したと主張した。
弁護側は「詐欺の計画は知らず、実行役らとは深く関わらないようにしていた。現金化も詐取した金とは知らずに行った」などと訴えた。
起訴状などによると、内田被告らは17年3~6月、東京都品川区西五反田の旅館跡地について、偽造パスポートを使って地主に成り済まし、積水ハウスと売買契約を締結。小切手など計約55億5000万円をだまし取ったなどとされる。
東京法務局品川出張所が書類の偽造を見破り、登記申請を却下したため、同社は土地を取得できなかった。