「落とし物です」
わざわざ交番に届け出たばかりに犯行がバレた。
探し物をしていた20代の女性会社員を駐車場に連れ込み、性的暴行を加えたとして、三井住友銀行に出向中の三井住友カード社員の狩屋元紀容疑者(30)が9日、強制性交の疑いで警視庁に逮捕された。
「大丈夫?」
狩屋容疑者は8日午後11時半ごろ、帰宅するため、JR新宿駅の改札でバッグを開けてICカードのスイカを探していた20代の女性にナンパ目的で声を掛けた。女性は「1人で探しますから大丈夫です」と断ったものの、狩屋容疑者は「人の少ないところで探した方がいいよ。場所を移した方がいい」と言って女性の肩に手をかけ、強引に地下の駐車場に連れて行った。女性は酒を飲んでいてホロ酔い状態だった。
駐車場は日曜日の深夜ということもあり、人けも車もほとんどなかった。狩屋容疑者は抵抗する女性の服を脱がせ、胸を揉み、乳首をなめ、陵辱した。その最中、女性のポケットからスマホと財布が落ちそうになったため、狩屋容疑者が持った。その間、わずか10分。行為が終わると、狩屋容疑者はその場から逃げ去った。女性はすぐに近くの交番に駆け込んで被害を報告。表からは見えない奥の部屋で警察官に事情を説明していた。
そこへ狩屋容疑者が「落とし物です」と言って、被害女性のスマホと財布を届けに来た。
「署員が落とし物に関する書類に狩屋容疑者の氏名と住所を記入させ、身分証と照らし合わせると、すべてデタラメだった。しかも落とし物だという財布に入っていた免許証の写真が、まさに奥の部屋にいる被害女性のものだった。署員が狩屋を問い詰めたところ、強制性交の犯行を認めた」(捜査事情通)
調べに対し、狩屋容疑者は「合意の上だった」とすっとぼけているが、面識のない女性と会ってすぐに「合意」するわけがない。
狩屋容疑者は、関西のお坊ちゃま学校として知られる甲南中、甲南高(いずれも芦屋市)、甲南大(神戸市)の出身。2013年に三井住友カードに入社し、7年目の今年4月から三井住友銀行に出向。三井住友カード時代からシステム関連の仕事をしていた。
間抜けなボンボン育ちのエリート社員だ。