沖縄県の沖縄美ら海水族館で15年以上も飼育されてきたイソギンチャクについて、東京大学や鹿児島大学などのグループが詳しく分析した結果、新種だと判明した!クローバーカワリギンチャク属の仲間としては101年ぶりの発見だという。
新種と判明したのは、沖縄美ら海水族館のバックヤードにある予備水槽で飼育されていた体長20センチにもなるイソギンチャクだ。2004年に石垣島沖の深さ300メートル付近で捕獲された当時から、「ヤツバカワリギンチャク科」の一種ということしかわかっておらず、属や種の特定には至っていなかった。
東大大学院生物科学専攻の博士課程3年生、泉貴人さんと指導教官の藤田敏彦教授などのグループは、リボソームDNAの分析結果から、101年前に見つかって以来、長らく1属1種だったクローバーカワリギンチャク属の新種であることをつきとめ、「チュラウミカワリギンチャク」と名付けた。
研究グループによると、クローバーカワリギンチャクは体の大きさが5センチ以下であるのに対し、新種は20センチにも達するほか、触手の本数や、開いたときの口盤の縁が完全に8本に発達するなどの違いがあるという。