「小太りの男が泥棒に…」通報後10分間の被害 防御創なし 東京・青梅の殺人

東京都青梅市の無職、小川和男さん(67)が自宅で殺された事件で、小川さんは110番通報を終えてから警察官が到着するまでのわずか10分の間に襲われていたことが、警視庁青梅署捜査本部への取材で判明した。死因は頭頂部骨折に伴う頭部損傷で、それ以外に目立った外傷はなく、抵抗した際にできる防御創もなかった。捜査本部は、犯人が鈍器のようなもので頭をいきなり殴打し、逃走した可能性があるとみて調べている。
捜査本部によると、小川さんは14日午前1時54分、「小太りの男が泥棒に入ったようだ」と通報した。男の特徴などを説明し、同1時58分ごろに受話器を置いた。青梅署員が自宅に到着したのは同2時8分。しかし、小川さんは台所の奥で頭から血を流して倒れていた。
一方、現場周辺の防犯カメラには犯行時間帯に白っぽいセダン型の乗用車や、携帯電話で話をする人物が映っていたという。捜査本部は複数犯の可能性も視野に調べている。
調べでは、小川さんの自宅玄関に面した場所には別の建物が隣接しており、この建物の入り口から小川さん宅の玄関に向かう構造。しかし、当時は建物入り口に針金で固定されたブルーシートが張られており通行しにくい状態だった。玄関の窓ガラスの一部が割られており、犯人は自宅裏側から回り込んで玄関から侵入、小川さんを殺害したとみられる。【山本佳孝、土江洋範、最上和喜】