元農林水産事務次官の熊沢英昭被告(76)の公判で、裁判員や補充裁判員を務めた男女7人が16日の判決後、記者会見に応じ、「家族の幸せを考え直したい」「もっと気軽に相談できる社会になれば」などと感想を語った。
懲役6年の実刑判決について、50代の会社役員男性は「『罪を背負っていきたい』というのが被告の心情では。執行猶予は違うのではないか」と述べた。50代女性は「少しだけ重いかなという気もしたが、1人の命を奪った罪を償うべきだと思う」と複雑な心境を明かした。
50代男性は娘がいるといい、「家族の幸せ、父親としての責任をもう一度考えたい」と語った。
熊沢被告が置かれた環境について、裁判員らは「もっと家族が被告を助けてあげられたのでは」「孤立するのではなく、地域や社会で見守れたら」などとサポートの重要性も指摘した。