長野県 諏訪湖の水質調査にIoTを活用した実証実験をスタート NTT東日本が協力(参照:(株)Rist AI水質監視システムを活用する水処理施設のパートナーを募集)
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長野県は、諏訪湖における水質調査にIoTを活用した実証実験を10月24日からスタートさせた。NTT東日本長野支店の協力によるもので、水質調査の効率化や安定期のデータを蓄積することで、諏訪湖の貧酸素対策やワカサギなどの水産資源の安定供給に活用したい考えだ。
実証実験では、実際に諏訪湖に観測装置を浮かべ、水深約1mの溶存酸素量や水温を15分おきに調べ、無線通信技術LPWAで長野県水産試験場諏訪支場の親機に送信し、インターネット上で蓄積していく。
諏訪湖ではこれまで、水産試験場の職員がボートに乗って諏訪湖の5か所で定期的に計測してきた。計測は多くて週2回程度行ってきたが、天候やその他の事情で計測できないケースもあり、安定した記録をまとめることが課題となっていた。今回の実証実験は2019年の11月末まで行われる予定で、観測装置の耐久性や波風の影響の度合い、これまで試験場職員が計測してきた数値との整合性などを検証する。
NTT東日本長野支店は、これまでに農業分野で先行してIoTを生かした計測を行なってきたが、湖上での計測は今回が初めてとなる。今回の実証実験の費用は、全額NTT東日本長野支店が負担。新たな計測方法では、計測にかかる時間と職員の労力が減るが、実用化するにはコストの課題解決が必要だろう。