9月23日未明、茨城県境町で起きた一家4人殺傷事件。雑木林の中に佇む一軒家に住んでいた小林光則さん(48)と妻の美和さん(50)が殺害され、長男(13)も重症、次女(11)は腕に怪我をし、病院に搬送されている。大学1年の長女(21)は別の部屋にいたことから難を逃れた。
事件は発生からまもなく3カ月を迎えるが、警察は未だ解決の糸口を見出せていない。そんな中、12月8日に現場となった境町の集落では殺害された母親の美和さんの親戚と近隣住民による「お別れ会」が行われた。
近隣住民が話す。
「ここは美和さんのご実家だったところだし、ずっと何もしてないのも悪いのでね。写真を置いて線香をあげるだけの簡易的なお葬式というより『お別れ会』のようなもので、奥さんの親戚の本家で行われました。残された子供たちは参加していなかった。犯人もまだ捕まっていなし、気持ちの整理はつかないのでしょう、家族みな仲がよかったから」
事件現場となった小林さん一家が住んでいた一軒家では、敷地を囲むように今も規制線が張られている。
「残された子供たちは別の親族のところに預けられているようです。(現場となった)家には誰も住んでいない。警察が朝と夕方に決まって巡回に来たり、刑事さんが敷地内に来ては何かを調べているが、大きな変化は見られない。いつになったら犯人が捕まるのでしょうか。不安な状態は続いています」(同前)
就寝中に襲われた夫婦は首や顔などに10箇所以上、刺された痕があったものの、金品を物色した形跡は見られなかったという。
「捜査本部では小林さん夫妻の携帯電話のメールやLINEを解析したり、通話履歴の関係先にも聞き込みをしたが、夫婦が巻き込まれているようなトラブルの痕跡は出てこなかった。また、無傷だった大学生の長女の交際相手が近隣で目撃されていたことから、重要参考人として捜査をしたものの、こちらも早い段階でシロ。事件直後に長女は交際相手に助けを求める電話をかけている。近隣の聞き込みや防犯カメラの解析もすでに終えているが、犯人に直接結びつく情報はなかったようです」(社会部記者)
負傷した長男は「知らない男で帽子とマスクをつけていた」と証言していた。男は今どこにいるのか。お別れ会を行われた親戚宅を訪ねたが、親族の女性は「今は警察に任せるしかないので、すいません」と憔悴しきった様子だった。
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(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)