佐竹敬久・秋田県知事は17日の県議会予算特別委員会総括審査で、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備を巡る防衛省側の説明は警備の想定に無理があると河野太郎防衛相に伝える意向を示した。
知事は新屋演習場について「住宅に近いほか、防衛省の資料に矛盾がある」と指摘。その後の報道陣の取材に対して「対空防御の絵を見ると、短距離ミサイルや対空機関砲を(施設の)前方に置くとあるが、そのような場所はない。専門的な制服組の意見を聞いていないからああなる」と述べた。
防衛省が5月に県などに行った説明資料では、「事態緊迫時」には「対空防護部隊は直ちに展開」とし、海側へ展開する様子が描かれていた。
佐竹知事は2日の県議会一般質問の答弁で「新屋については非常に無理があるという前提で(防衛相に)申し入れをする」と述べていた。【川口峻】