東京都豊島区の池袋駅の東西を結ぶ地下道「WE ROAD(ウイロード)」が改修され、「暗い」「汚い」「怖い」と評判の悪かったトンネルが、温かみのある色彩豊かな姿へ一新された。
デザインや装飾を手がけたのは、女性に人気のある美術作家、植田志保さん(34)。壁の凹凸や昔の名残をとどめる銘板を生かしながら、全長77メートルの壁面と天井に絵筆や素手で彩りを加えた。左側通行を示す標識には、同区が発祥とされるソメイヨシノをイメージしたピンクをあしらった。
ウイロードは週末になると、1日4万5000人以上が利用する。一方で前回の改修から30年以上がたち、水漏れが相次ぐなど老朽化。暗いイメージで女性に敬遠されていたため、誰もが快適に利用できる施設にしようと、区が今年3月から改修を進めていた。
完成記念式典で植田さんは、「この道が持っている包み込むような優しい気持ちを意識した。ここでは心を出していいような道になってほしい」とあいさつ。高野之夫区長は「ウイロードに魂を託し、情熱を持ち、大いに力をいただいた」と感謝の気持ちを述べた。