新潟中3成績表改ざん 教職員のIPアドレス入手、パスワードを自力で解析 校長陳謝

新潟県長岡市の中学3年の男子生徒が、スマートフォンで自身の成績の一部を改ざんしたとして不正アクセス禁止法違反容疑などで書類送検された事件で、校長(56)が19日、新潟市内で記者会見し、生徒の手口を詳細に説明した上で「学校の情報管理が不適切だった」と陳謝した。
<一報>中3男子、スマホ遠隔操作で成績表を改ざん 新潟県警が書類送検
サーバーはタブレット端末とはネットワークでつながっているが、IPアドレスやパスワードを知らなければ外部からはアクセスできない仕組みだった。しかし生徒は今年6月中旬、校内の発表資料を作成するため教員から借りていたノートパソコンからIPアドレスを入手。パスワードは専用のアプリを使って自力で解析した。生徒は自宅で、自身のスマホから校内のタブレット端末を遠隔で操作して改ざんしたという。「自宅のパソコンなどもつないで何度かアクセスした」と話しており、9月にも職員用のハードディスクを家に持ち帰ったことがあったという。
10月7日夜、タブレット端末が通常と違った設定になっていることを不審に思った職員が長岡署に通報。生徒は今月4日に新潟地検長岡支部に書類送検された。生徒は新潟県警に「いい成績を親に見せたかった」と供述しており、改ざんした通知票は親に見せていた。サーバー内にあった学校行事の写真を友人に送ったこともあったという。他の生徒の成績の改ざんやデータ流出は確認されていない。
同校は校内のネットワーク設定の見直しや教職員に対する指導の徹底など、再発防止に努めるとしている。生徒は現在も登校しており「好奇心が勝り、悪いことをしてしまった。いろいろな人に迷惑をかけ申し訳ない」と反省しているという。【北村秀徳】