「縄文遺跡群」推薦決定=世界遺産登録へ閣議了解―政府=

政府は20日の閣議で、2021年の世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に正式な推薦書を提出することを了解した。来年2月1日までに出す。
ユネスコ諮問機関が同年9月ごろに現地調査を行った上で、登録の可否を勧告。21年6~7月ごろに開催されるユネスコ世界遺産委員会で審査される見通し。
縄文遺跡群は、日本最大級の縄文集落跡の三内丸山遺跡(青森市)や大森勝山遺跡(弘前市)、二ツ森貝塚(青森県七戸町)、御所野遺跡(岩手県一戸町)など17遺跡で構成。採集、漁労、狩猟による定住を開始し、長期間続いた農耕以前の生活の在り方と、精神文化を顕著に示す物証としている。
文化審議会は昨年7月、縄文遺跡群を20年の推薦候補とした。しかし、同年の世界遺産委での審査から各国推薦枠が年1件に絞られるため、政府は自然遺産の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄両県)を選択。文化審が今年7月に縄文遺跡群を再び候補に決定した。
縄文遺跡群が登録されれば、国内の文化遺産として20件目となる。