淡島ホテルが破産 ホテルや「あわしまマリンパーク」などの経営は継続 静岡

静岡県沼津市の淡島でリゾートホテルを運営していた「株式会社淡島ホテル」(同市内浦重寺)が20日、静岡地裁沼津支部から破産手続き開始の決定を受けた。県弁護士会消費者問題委員会が21日、記者会見を開き明らかにした。負債総額約400億円。債権者は東京や横浜を中心に約2000人。「淡島ホテル」(グッドリゾート淡島ホテル)は現在別法人が運営しており、ホテルや水族館「あわしまマリンパーク」の経営は継続されるという。
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消費者問題委員会の山本洋祐委員長らによると、「株式会社淡島ホテル」は旧東京相和銀行(1999年破綻・現東京スター銀行)の故長田庄一会長がゴルフ場や水族館、会員制リゾートホテルの運営を目的としたグループ会社の一つとして80年代に設立。91年に開業した「淡島ホテル」の運営とともに、長泉ガーデンの会員権販売などをしていた。しかし、その後、経営が行き詰まった。ホテルの不動産は昨年、別法人に譲渡された。ホテルは、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」で登場人物の一人の実家という設定にもなっている。
債権者が多数に及ぶことから、消費者問題委員会は25・26日午前10時~午後5時に無料電話相談会(055・932・6750)を開き、延べ17人の弁護士が相談を受ける。また、財産状況報告集会(債権者集会)が来年5月26日午後2時から沼津市民文化センターで開かれる。
山本委員長は「まだ事業の全容がつかめていない。解決方法を考えるためにも電話相談で有益な情報をいただきたい」と話した。【石川宏】