弁護士や大学教授、ジャーナリストらで作る「ブラック企業大賞実行委員会」は23日、労働環境を巡る今年の「ブラック企業大賞」に、昨年と同じ三菱電機を選出した。立て続けに複数の社員が過労で自殺していた点などを問題視した。
同社のほか、今年は過去に大賞を受賞したセブン―イレブン・ジャパン、電通の2社を含む計9団体をノミネート。地方自治体としては唯一、長崎市役所も候補に選んだ。
ブラック企業大賞は、労働基準法に違反する長時間労働の強制やパワハラ、残業代未払いなどを意図的に従業員に強いている企業を「表彰」し、過酷な実態を強調するのが狙い。2012年に始まり、今回で8回目。【梅田啓祐】