一緒にゲーム、もう友達 姫路の小学校、沖縄の子どもたちと交流

沖縄と兵庫の子供たちが交流する「フレンドシップイン兵庫」(沖縄県青少年育成県民会議主催)の交歓交流会が22日、姫路市太市中の県立こどもの館であった。約120人がゲームや工作で親交を深めた。
沖縄戦で殉職した島田叡・沖縄県知事(当時)が神戸市出身だった縁で、両県は1972年に友愛県協定を締結。こどもの館では昨年から、交流イベントを開いている。
沖縄からは小学5年~中学生の84人が21~24日の日程で来県。姫路市立城陽小学校の3~6年生38人が参加した。地元の高校生41人が、ボランティアでリーダー役を務めた。
子供たちは班に分かれ、自己紹介やゲームに取り組んだ。午後からは、欧州発祥の紙細工「シャドーボックス」の作家団体の協力で、工作も楽しんだ。城陽小5年の加藤ひなたさんと蟹井彩矢(あや)さんは「一緒にゲームをすることで(沖縄の子供たちと)すぐに話せるようになった」と振り返った。【花牟礼紀仁】