使い捨てプラスチックを再生利用する「みんなの表彰台プロジェクト」の贈呈式が21日、実践女子大学渋谷キャンパス(東京都渋谷区)で行われた。同大の女子大生がキャンパスに設置した回収ボックスでプラ容器を集め、東京五輪組織委員会に贈呈した。
贈呈式は、同大が五輪を盛り上げようと企画したイベント「オール・ジッセン・フェスティバル」の一環。大学側から組織委の出席者に贈った。
贈呈されたのは、使用済みのシャンプーの容器約400個や袋約1800枚。10月から1カ月半、キャンパスの4カ所に回収ボックスが設置された。集められた使い捨てプラは、粉砕・ペレット化され、五輪の表彰台の材料に再利用される。プロジェクトを通して、持続可能な社会に向けて使い捨てプラのマイナス面を広くアピールする。
同大3年の伊藤彩乃さん(21)は贈呈式で、「想像を超える量のプラスチックが集まってうれしい。五輪をきっかけに、使い捨てプラも再生利用できると知ってほしい」と話した。