福岡に秋の訪れを告げる筥崎宮(はこざきぐう)(福岡市東区)の「放生会(ほうじょうや)」が12日、始まった。今年は2年に1度のみこし行列「御神幸(ごじんこう)」があり、大勢の見物客が初秋の夜を彩る歴史絵巻を楽しんだ。
放生会は博多三大祭りの一つで、御神幸は福岡市の無形民俗文化財に指定されている。この日は3基のみこしが午後6時に筥崎宮を出発し、白装束に身を包んだ氏子ら約500人が街中を約4時間かけて練り歩いた。御神幸は14日も午後7時からある。
参道には約500の露店が並び、18日までの期間中、例年並みの約100万人の人出が見込まれている。【西嶋正法】