教授を懲戒解雇=副学長の立場悪用―京都工繊大

京都工芸繊維大は12日、知的財産の責任者である理事・副学長だった立場を悪用して自身の企業に利益還元したとして、応用生物学系の森肇教授(60)=昆虫工学=を懲戒解雇した。
同大によると、森教授は自身が設立したバイオベンチャー企業と大学で共有する特許に関し、商品化を認める契約を海外のベンチャー企業と締結。その際に無断で副学長名でサインし、大学も契約を締結したように装うなどした。