多くの官公庁や企業で仕事始めとなった6日、吉村洋文大阪府知事と松井一郎大阪市長は11月にも実施される見通しの大阪都構想の住民投票に向けて改めて意欲を示した。
吉村知事は関西の政財界関係者が集まる年始恒例の大阪新年互礼会に出席し、今年の抱負を大阪都の「都」の漢字で表現。「大阪都構想の実現を今年の最大の目標にし、成長する大阪の土台を作って次世代に引き継いでいく」と述べた。
市役所で年頭の記者会見に臨んだ松井市長は「常」を選び、「常に(府市)一体の大阪を選んでいただくかどうかだ」と強調。2015年の住民投票を「賛成、反対、それぞれが非常にエキサイティングな形で主張をぶつけ合った」と振り返り、「今回は協定書(制度案)の中身を一人一人の皆さんに冷静な形で判断いただきたい」と話した。【道下寛子、林由紀子】