大阪市福島区の関西将棋会館で6日、指し初め式があり、豊島将之名人(29)ら関西の棋士と女流棋士が招待客らと将棋を指して新春を祝った。
2019年に初挑戦で名人を獲得し、頂点を極めた豊島は、同年末には竜王も奪取。正月は出身地の愛知県一宮市に帰省したといい、「今の結果はできすぎているが、より一層頑張っていかなければいけない。まずは名人と竜王の防衛が目標です」と新年の抱負を語った。
一方、元旦に初めて故郷の出雲大社に初詣に行ったという里見香奈清麗(27)=女流4冠=は「地道に総合力をつけ、充実した一年にしたい」と笑顔で話した。【新土居仁昌】