2020年01月06日02:05に伊勢湾でM3.0・震度2の地震が発生した。伊勢湾で有感地震が観測されたのは15ヶ月ぶりであった。
2020年01月06日02:05 M3.0 震度2 伊勢湾(深さ約20km)
伊勢湾で有感地震が観測されたのは2018年10月13日のM2.6・震度1以来15ヶ月ぶり。
今回の震源は東側の加木屋断層帯と西側の伊勢湾断層帯に挟まれた場所であったと見られる。前者はM7.4程度の地震が30年以内に0.1%程度の確率で、後者はM7.2程度の地震が30年以内にほぼ0%の確率で発生すると予測されている。
今回の震源付近では1945年01月13日の三河地震(M6.8・震度5)の直後、01月23日にM4.9・震度2の地震が起きていた他、数回の小規模な地震が観測されており、最近では2004年04月にM3.8・震度3の地震が発生していた。
三河地震直後だった1945年を除いた4回の事例について、その後の揺れを追跡してみると、1978年08月に伊勢湾M3.4・震度2の地震が起きた際には10月上旬に長野県南部でM5.4・震度3と岐阜県飛騨地方でM5.3・震度2の地震がそれぞれ発生していた。
また直近の事例である2004年04月のケースでは、3週間後に日向灘でM5.0・震度3の地震が起きていた。
今回の地震に際しては約5時間前に四国沖でM4.8・震度1 [1]が観測されていた。
※画像は気象庁より。
[1] https://jishin-news.com/archives/14215