「北斗の拳」がマンホールふたに ケンシロウなど7種類が佐久駅前に登場

長野県佐久市と人気漫画「北斗の拳」の連携事業で、主要キャラクターをデザインしたマンホールのふた7枚が、同市のJR佐久平駅前に設置された。このほど現地で披露式があり、出席した佐久市出身の原作者、武論尊(ぶろんそん)さん(72)は「デザインはかっこいいと思う。ぜひ立ち寄って可愛がってほしい」と期待した。
描かれたのは主人公「ケンシロウ」や「ラオウ」「ユリア」「ジャギ」など7種類。同駅蓼科口南側の歩道約300メートルの範囲にあるマンホール7カ所に配置し、全体が「北斗の拳」の象徴とも言える北斗七星の形にした。案内板も設けた。
市の交流人口増加や下水道事業のイメージアップが狙いで、武論尊さんや作画の原哲夫さんが協力した。
市はキャラクターを描いたマンホールカードの発行も予定している。柳田清二市長は「市をPRする有効なツールとして活用していきたい」と述べた。
マンホールを見た同市瀬戸の主婦、菊池美貴子さん(46)は「ケンシロウが好き。さまざまな人に親しまれ、市の活性化につながればいいと思う」と話した。【武田博仁】