小天守台の石垣発見=駿府城跡、江戸以前は初―静岡

静岡市は7日、徳川家康が晩年を過ごした同市葵区の駿府城跡の発掘調査で、江戸時代より前に築かれた石垣が新たに見つかったと発表した。天守台の石垣近くにあり、小天守台とみられる。市によると、江戸以前の城跡で小天守が見つかったのは全国初という。
今回見つかった石垣は一辺が約20メートル四方。2018年に発見された天守台跡と同じく、自然石を積み上げた野面積みで、豊臣期の特徴を示している。
駿府城は、徳川家康が1590年に江戸へ移った後、豊臣秀吉の家臣中村一氏が入城。家康が晩年に再び入り、大改修したとされる。市が16年から発掘調査していた。
家康の家臣が書いた日記で1589年に小天守建築に関する記述があることや石の積み方から、一連の石垣は家康が秀吉の力を借りて築いた可能性が出てきたという。市は今後、専門家と調査を進める。