気象庁の震度データベースによると01月05日に四国沖で発生したM4.8・震度1の地震 [1]は、四国沖M4.1・震度1となった。震源の位置は過去に揺れが記録されておらず、非常に珍しい場所で起きた地震であった。
2020年01月05日21:25 M4.1・震度1 四国沖(深さ40km)
当初のM4.8からM4.1と規模が小さかったとされ、震源の深さは当初の約10kmから40kmとやや深かったことがわかった。
四国沖における有感地震としては2019年03月07日のM3.9・震度1以来10ヶ月ぶり。
今回の地震が際立って特徴的であったのは、これまでに有感地震が観測されたことのない場所で起きた地震であったという点だ。
1947年以降に四国沖で発生してきた100回の有感地震をマッピングすると、今回の地震が南海トラフ沿いの南側にひときわ離れた場所で起きた地震であったことがわかり、四国沖における有感地震としては非常に珍しい位置であったと言える。
USGSによると震度1以上を観測しなかった地震を含めると今回の震源付近ではこれまで数回の地震が発生していた。1997年06月のM4.7、1999年05月のM3.9、2004年01月のM4.4、そして2008年10月のM4.2などである。
これら4回についてその後2ヶ月以内の国内発震状況を追跡すると、南海トラフおよび西日本の内陸部でM5以上が起きていたケースは1997年06月のM4.7の際、8日後に
山口県中部でM6.6・震度5強のM7クラスが記録されていたが、それ以外の事例では特に目立った地震は発生していなかった。
しかし、長期的な視点で捉えると、1997年06月、1999年05月、2004年01月と今回の震源付近が揺れた後には2004年09月に三重県南東沖でM7.4・震度5弱とM7.1・震度5弱の2回、M7超え大地震が発生した紀伊半島南東沖地震が起きていた他、2008年10月の時はその翌年、2009年08月に東海道南方沖でM6.8・震度4、駿河湾でM6.5・震度6弱の地震が起きていた。
今回の地震に際しても長期的に影響を注視していく必要があるだろう。
※画像は気象庁より。
[1] https://jishin-news.com/archives/14215