2012年11月に福岡市西区の路上で自動販売機の売上金や鍵束を奪い取ったとして、福岡県警西署は8日、大阪市旭区大宮、契約社員、畑裕喬(ゆうすけ)容疑者(30)を強盗容疑で逮捕した。7年前の事件直後には現場周辺で自販機の鍵が開けられ、売上金が盗まれる窃盗事件が約30件発生。少なくとも計数十万円の被害が出たが、窃盗事件は19年11月にすべて公訴時効を迎えた。
逮捕容疑は12年11月6日午後5時15分ごろ、福岡市西区周船寺(すせんじ)の路上で、自販機補充員の男性(当時30歳)に「金を出せ」などと刃物で脅し、男性が集金袋に入れていた自販機の売上金29万4700円や鍵束、財布を奪ったとしている。畑容疑者は「(当時は)借金があり首が回らない状態だった」と供述し、容疑を認めている。
西署によると、畑容疑者は「(自販機そばのゴミ箱に)たまった空き缶を回収してくれ」と自販機の管理会社に電話し、補充員を呼び出した。事件当時は福岡県内に住み、自販機の管理会社でのアルバイト経験があったという。西署が未解決事件の掘り起こし捜査を進め、現場周辺の遺留品などを再鑑定して畑容疑者を割り出した。【浅野孝仁】