事件前に「アポ電」 東京・東村山の強盗傷害容疑、男2人を逮捕 80代夫婦被害

東京都東村山市の80代夫婦が自宅で縛られ、現金約470万円が奪われた事件で、警視庁捜査1課は9日、いずれも職業不詳、小野正太郎(22)=京都市中京区西ノ京左馬寮町=と渡井恭仁(33)=東京都墨田区東駒形4=の両容疑者を強盗傷害と住居侵入容疑で逮捕した。ともに容疑を認めている。
逮捕容疑は、2019年12月23日午前0時ごろ、東村山市秋津町4の自営業男性(84)宅に窓ガラスを割って侵入し、男性と妻(83)にカッターナイフを突きつけ「金を出せ」などと脅したうえ、粘着テープや結束バンドで縛り、現金約470万円を奪ったとしている。男性と妻はそれぞれ腕や足に1~3カ月のけがをした。
同課によると、防犯カメラの映像から2容疑者が浮上した。夫婦宅には約1週間前に警察官を名乗る男から資産状況を尋ねる「アポイントメント電話」(アポ電)があり、同課は2人との関連を調べている。【佐久間一輝】