学校侵入の男、起訴内容認める=悠仁さま机に刃物―東京地裁

東京都文京区のお茶の水女子大付属中学校で、秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま(13)の机に刃物が置かれた事件で、建造物侵入や銃刀法違反などの罪に問われた長谷川薫被告(57)の初公判が9日、東京地裁(楡井英夫裁判長)であった。長谷川被告は「間違いはありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し、結審した。判決は2月14日。
検察側は論告などで、被告は水道工事を装って校内に侵入したと指摘。悠仁さまの名前が書かれたテープが貼ってある机の上に、先端に果物ナイフ2本が巻き付けられた棒を置いたとした。「皇室制度への独自の考えがあり、世間に注目されたいと犯行に及んだ」と非難した。
長谷川被告は被告人質問で「今回の件は暴挙で、深く反省している。学校に入ってからのことは計画していなかった」などと述べた。