あおり運転、新東名事故も立件へ=常磐道事件の宮崎容疑者―静岡県警

茨城県守谷市の常磐自動車道で8月、男性会社員(24)が「あおり運転」を受けて殴られた事件で、強要容疑で再逮捕された住居不定、会社役員宮崎文夫容疑者(43)について、6月に浜松市の新東名高速であおり運転による事故を起こしたとして、静岡県警が威力業務妨害容疑などで立件する方針を固めたことが13日、分かった。
県警は同日、宮崎容疑者が事故の際に乗っていた車両を押収、詳しい状況を調べている。
県警によると、6月8日午前0時ごろ、浜松市の新東名高速上り線で、トラックが宮崎容疑者の車に追突する事故が発生。同容疑者と、同乗していた交際相手の女(51)=犯人隠避罪で罰金30万円の略式命令=が軽傷を負った。
県警は同21日、トラックの男性運転手を自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で書類送検した。しかし、常磐道での事件を受け再捜査し、トラックのドライブレコーダーの映像などを確認した結果、宮崎容疑者のあおり行為が追突事故の原因になったと判断。運転手が刑事処分を受けないようにする手続きも検討している。
[時事通信社]